篠﨑 寛亮

玉村工場解体工事チーム主任

 

工事施工・管理(解体工事)

入社9年目

現在の仕事内容は?

役割を終えた建物を重機などを用いて安全に壊す仕事。

「いつか俺も壊すぞ!」。入社後間もないころ、高崎駅前の高崎ビブレ解体現場を間近で見て誓いました。資格を取得した上で、3年目頃から重機に乗って解体作業を行っています。高いビルなどの現場では重機をクレーンに載せて解体するのです。特に壁倒しは緊張する作業。建物の形態、周囲の状況などを考え、どちら側に倒すのかを決定します。解体工事は豪快なようでいて実は繊細な作業です。現在、現場によっては解体進行の管理を担う場合もあります。

仕事の醍醐味は?

チームプレーが基本の段取り仕事。

解体の仕事はチームプレーが基本、一歩間違えると大きな事故につながるリスクのある仕事。とび職をはじめ多彩な職種が関わりますから、作業前の段取りが極めて重要なんですね。チームワークとコミュニケーションこそが安全な作業の要。それと作業前のイメージトレーニングも大切にしています。

大きな仕事を、自分で段取りしてチームをまとめあげて、工期内に無事故で仕上げられたときは、充実感を感じますね。

職場の雰囲気は?

職人の良さとコミュニケーションの徹底と。

「見て覚えろ」「先輩の仕事ぶりから盗め」。私が入社した頃、解体工事の現場は職人の世界そのもの。そこでもまれていくうちに、表面はぶっきらぼうでも実はとても人柄の良い先輩方なのだと分かりました。自分の視野が広がり実力がアップすることで、周囲との連携も上手くいくようになります。ただ、「見て覚えろ」だけでは限界もあるので、私自身は後輩には丁寧に基本から指導するようにしているので、安心してチャレンジを!

挑戦したいことは?

スケールの大きな現場で力を奮いたい。

一人ではできない仕事、チームで力合わせて初めて味わえる喜び。一度経験したら、やめられなくなります。今後は、最大級のスケールの解体にも挑戦することが夢ですね。そのためには、重機の操作力はもちろん、段取り力をもっと鍛え、安心して任せてもらえるよう経験を積んでいきたい。

『ここで私が、守りたいもの』

作業員1人1人の安全を守ること。

現場の作業員1人1人に家族がある。1つの現場に関わる、外注先も含め20〜30人の作業者たちが、怪我なく無事に家に帰れるように、安全性には万全を尽くしたい。私自身も毎日帰宅して家族の顔を見るとホッとします。解体の現場では「ヒヤリハット」を経験することも少なくありませんが、その経験を糧にコミュニケーションを大切にして、慎重の上にも慎重を重ねて作業を行っていくことが私の使命です。