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事例紹介
事例 02

東京湾アクアライン建設プロジェクト

東京湾アクアラインの
建設プロジェクトに参画。

それは途方もないビッグプロジェクトだった。

糸井商事がこれまでに携わってきたプロジェクトのうち、最大の案件が東京湾アクアラインの建設プロジェクトでした。

東京湾アクアラインは、神奈川県川崎市と千葉県木更津市とを結ぶ高速道路で、総延長約15.1kmに及びます。このうち、川崎市側の約9.5km区間がトンネル(東京湾アクアトンネル)、木更津側の約4.4km区間が橋(東京湾アクアブリッジ)。総事業費1.4兆円、1989年の着工 から1997年の開通まで約8年を要した国家的プロジェクトでした。

当社が関わったのは、トンネル部分のRCセグメント、全体の約5分の2に当たる部分です。玉村工場の第3工場は、そのために平成4年に増築したものでした。

RCセグメントとは、シールド工法によるトンネルの壁面で使われる製品で、分割されたブロック(セグメント)を組み上げて構築するものです。当社はその骨格となる鉄筋を組み上げる部分を担当。約3年半の間に4万5千tもの鉄筋を使用しました。

この仕事を機に大手ゼネコンとも関わりができ、その後、ビッグプロジェクトに参画する転機となる案件となったのです。

改善にこだわり抜く
スタイルを確立した。

しかし、それ以上に当社にとって画期的だったのは、改善へのこだわりを徹底追及する姿勢を身につけたことです。3年半もの長期にわたって同じものをつくり続ける過程を通して、「いかにすれば品質の向上と、効率性を両立させられるか」をテーマとし、ワークフローや素材の調達、人材の配置など、満足することなく「もっと、さらに」の志で改善を継続しました。

その結果、着手した当初と比べて、原価を4分の1に圧縮することができたのです。こうしたコスト意識、改善への志は、お客さまの事業にも役立ち、さらに当社の発展を支えていると言っていいでしょう。